ボケかけ母との            ハラハラドキドキ心模様
認知症と診断された80才の一人暮らしの母と娘の日常生活。そして、ふらふら揺れる家族の心と不安定な母の気持ち、泣いたり笑ったり怒ったり、そしてポジティブに暮らしていく現在進行形のお話。
あわや!火事に!!
リリーさんの家に言ってみると、
ガスコンロの上の換気扇カバーがやけこげていました

わたし  「ここどうしたの?」

リリーさん「何のこと?」

リリーさんは全然わかっていません。
りりーさんはこんなに炎が上がっても気づかないのだから、このままほおっておくと、火事になりかねない  タイヘン

それから私は一応リリーさんに説明しました。

このままガスを使うと危険なこと。
夜はお弁当をとっていること。
お湯はポットが沸かしてくれること。
ご飯はジャーが炊いてくれること。
温める時は、電子レンジがあること。

世の中電気さえあれば、生きていけちゃいますね。

というわけで、ガスコンロはやめてIHの電磁調理器にしなければだめなのよ!!と主張したわけです。

リリーさん「でも、煮物とかするのに困っちゃうわ。」

私    「煮物なんて何年もやってないでしょ。」

リリーさん「だって、チャーハンとかもするし。」

私    「電気でできるわよ。」

リリーさん「ま、そうよね。お弁当もくるんだし。いいわガス止めちゃって。」

ここぞと、
私は、ガスの元栓を閉めようとしたのですが、長年元栓をしめていなかったので、油で固まり私の力ではビクともしません。  ウーム?

それならと、ガスコンロの電池をはずしました。  NICE IDEA
必ず言ったことは忘れてガスを使いたがるだろうから、使えない方法を考えたのです。

翌日、
リリーさんの家には兄が来ていました。

兄「ガスコンロの電池がはずれていてタイヘンだったんだよ。だから電  磁調理器に変えて、使いやすくしているところなんだ。」

やっぱりリリーさん忘れていました。

「あらそ〜」と私はとぼけることにしました。

リリーさんは、ウンウンと納得して説明を聞いている様子です。


ところが、この後おもいがけないことがおきました

数日後の夜、リリーさんから電話がありました。

リリーさん「やっぱり、ガスじゃないと不便だからガス会社に電話してコンロを買ったのよ。」

私     「えっ?」 待てよ。最後まで聞いてみよう。

リリーさん「そしたらね。夕方、ガス会社から電話があって『娘さんから電話でガス台を母に売らないでくれって言うから、売れない。』って言うのよ。」

私    「ハアーそう。」

リリーさん「あなた電話したの?ま、いいんだけど、あなたが心配してくれてるんだから。やめたほうがいいなら、やめるわ。」

私    「そうね。やめたほうがいいわね。」

リリーさん「ガス会社はあなたが断ったから電話しなくていいわよね。」

私は、
これは明日朝一番にガス会社に電話しなくてはと決意しました

翌朝
私    「母がガスコンロを注文したと思うのですが。」

ガス会社 「はい!承っています。今から配達に行くところです。」

私は鄭重に謝り断りました。
ガス会社の人は、「そういえば娘さんがガス台を持っていっちゃたのでと仰っていましたよ。」

でも、とても感じよく了解してくれました。

私は、再びお詫びし感謝して電話をきりました。

リリーさんの中で、何故私がガス屋さんに断ったことになったのかは、今もってわかりませんが…

色々なことがリリーさんの頭の中で巻き起こっているようです。

お蔭様でこの時からガスは使わない生活をしています。

ヒトマズ安心です

リリーさんの良いところは、勝手に断った(と思いこんでいる)娘のことを怒ったり、恨んだりするのではなく、私のことを思ってくれているんだと考える(思い付く?)ところです。

わが母ながら、本当に心根の良い人です。

たいがい誰のことも疑ったり、悪く思ったりすることはアマリないのです。

ここは、見習いたいところだなあ…

テーマ:家族・身内 - ジャンル:心と身体



プロフィール

あず

Author:あず
ただいまセラピールームOpen Your Heart ユーリアを開設し、共同経営者セラピストゆずと共に夢と希望にむけて歩んでいるところです。

〜ゆず&あず流〜 人生捨てたもんじゃない!
ある日突然認知症と言われた母、それを聞いた私は、否認・怒りそして受容へと前進していけるのでしょうか…



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