ボケかけ母との            ハラハラドキドキ心模様
認知症と診断された80才の一人暮らしの母と娘の日常生活。そして、ふらふら揺れる家族の心と不安定な母の気持ち、泣いたり笑ったり怒ったり、そしてポジティブに暮らしていく現在進行形のお話。
進行中
ふと気付いてみると、あれほど毎日8時になるとをかけてきたリリーさんが全く電話をかけてこなくなりました。
8時に電話をかけるほど遅くまで起きていないということもありますが、そんな気力もないのでしょうか…
そして、墓参りに行こうとか、お煎餅を買いに行こうとか、下着を買いに行きたいとか、時々外へ行きたいということもなくなっています。その代わりに(?)左足が痛い、右足が痛い、歩けない、動けない、「今、息ができなくなっているから、スグに来て」なんていう電話もありました。息ができなかったら電話もできないんだけどねえ…などと思いながらリリーさんの家に行きました。

そして、最近はこんなこともありました。孫娘(私の娘)がリリーさんの家の冷蔵庫をのぞくと、卵いれのところにお年玉の袋が入っています。中身をのぞくと1万円入っていました。
リリーさんに「どうしたの?」と聞くと「どうしてそんな所にあるの?」と聞き返します。「自分でやったんじゃない?」とこちらも聞き返します。「知らないわよ〜どうしたの?」これ以上聞いても埒はあきません。私の想像によると、どこからかお年玉袋を見つけ出し冷蔵庫に大事にしまったのでしょう。
そんな少し訳のわからないことをするリリーさんをみると、“ア〜ア”と思うのですが…

ところが、昔の私の友達のことを不意に思い出したりします。お母さんが亡くなりお父さんが1人残され大変なことや、その人もスゴク苦労していたけど、とても優しく話しをする人だったとか突然にです。かなり詳しく覚えているのです。昔のことは覚えているけど、やはり近くのことはわからなくなるのですね。

そこで、またまた混乱する私です。ひょっとすると、そんなに認知症は
進んでいないのかしらあっと。でも、やはりお金を何に使ったのか、今日は何日か何曜日かわからなかったり、薬を飲み忘れたりも頻繁になってきました。

そして、こんなことも言ったのです。
「うちになんか帰りたくないって言えばいいのに!!」

これは私が「家に帰るからねえ。じゃあねえ。」と言って玄関で靴を履いているときにリリーさんの口から出た言葉です。可愛さのあまりプッと吹き出しました。が、確かにこんなことは、ほんの2.3ヶ月前には言いませんでした。
大人の部分がドンドン消えて、無邪気な子供の部分が出てくるのでしょうか。ウ〜ムそうしたら、母親であるリリーさんは忘れなきゃならないのかしら?…

テーマ:認知症を介護する家族の悩み - ジャンル:福祉・ボランティア



プロフィール

あず

Author:あず
ただいまセラピールームOpen Your Heart ユーリアを開設し、共同経営者セラピストゆずと共に夢と希望にむけて歩んでいるところです。

〜ゆず&あず流〜 人生捨てたもんじゃない!
ある日突然認知症と言われた母、それを聞いた私は、否認・怒りそして受容へと前進していけるのでしょうか…



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