ここ数ヶ月新しいセラピーのリニューアルやホームページの作成と忙しくすごして、すっかりこのブログとご無沙汰してしまいました
さてさて、こんなことってありませんか? 例えば子供の机からハサミを借りようと思って部屋の入り口まで行って何をしようとしていたのかわからなくなったり…そうそう私の友人は何故かガムテープが冷蔵庫の中に入っていたことがあったそうです。そんな時私達は「あ〜ボケたんだわ。」なんて気安く言うのです。
でも、リリーさんの認知症を見てきて思うのは、自分が本当にボケたかもと思った時の不安 は、かなり大きなもののようです。 “頭の中の消しゴム”なんていう映画もありましたが、記憶がなくなったなんていうことがわからず、何もない白紙の状態のようです。そこに何かが確かにあって、でもどうしても思い出せないと言う状態でなく、初めから何もなかったとしか思えないのです。
初期の頃は、そんなはずはない。何かあったはずだと思い不安で仕方なくなるようです。でも、他人が自分のことを年寄りだからってバカにしているんじゃないかと怒りがこみあげてきたりもします。 しばらくすると、気付いてくるのです。「私がおかしいのかも…」と。 まわりの人が気付いているのに自分だけわからない部分がある…
お年寄りが何度も同じことを繰り返して言うのは今度は忘れないようにしようと思っているのかもしれないし、私はわかっているのよ というアピールかもしれない。
わかっている振りをしなければならないこの時期のお年寄りは、他人と会うのは疲れてしまって嫌になることがあるのでしょう。 ボケ始めたら一気に何もかもわからなくなればどんなに楽かもしれません。
何度も同じことを言うリリーさんに「さっきもそれ聞いたわよ。」と言う気にはなれず、だからといって初めてのように聞いて驚く訳にもいかない私でした。どうしたらよいのでしょうねえ。 でもリリーさんも同じ事を言った事に気付いて「あ〜これ言ったわね。」ということもあります。そんな時のリリーさんはどんな気持ちなのでしょう……
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テーマ:認知症を介護する家族の悩み - ジャンル:福祉・ボランティア
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